保険料払込免除特約(H13)について

3大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)により所定の状態になられたとき、所定の身体障害の状態になられたとき、または所定の要介護状態になられたときに、以後の保険料のお払い込みを免除します。

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保険料のお払い込みを免除する場合
3大疾病による所定の状態 悪性新生物(がん) 責任開始期以後、主契約の保険料払込期間中に、生まれて初めて悪性新生物に罹患し、かつ、医師により病理組織学的所見(生検)によって診断確定されたとき
  • 上皮内がんおよび皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がんを除きます。
  • 責任開始期から起算して90日以内に罹患した乳房の悪性新生物(乳がん)については、対象となりません。
急性心筋梗塞 責任開始期以後の疾病を原因として、主契約の保険料払込期間中に、急性心筋梗塞を発病し、その急性心筋梗塞の初診日から60日以上、労働の制限を必要とする状態が継続したと医師によって診断されたとき
  • 急性心筋梗塞には再発性心筋梗塞を含みます。狭心症などは含まれません。
  • 「労働の制限を必要とする状態」とは、「軽い家事等の軽労働や事務等の座業はできるが、それ以上の活動では制限を必要とする状態」をいいます。
脳卒中 責任開始期以後の疾病を原因として、主契約の保険料払込期間中に、脳卒中を発病し、その脳卒中の初診日から60日以上、言語障害、運動失調、麻痺などの他覚的な神経学的後遺症が継続したと医師によって診断されたとき
  • くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞が対象となります。
所定の身体障害の状態 責任開始期以後の傷害または疾病により、主契約の保険料払込期間中に、つぎのいずれかの身体障害の状態になられたとき
  • ■耳の障害
  • (1)両耳の聴力を全く永久に失ったもの
  • ■上・下肢の障害
  • (2)1上肢または1下肢の用を全く永久に失ったもの
  • ■内臓の障害
  • (3)呼吸器の機能に著しい障害を永久に残し、酸素療法を受けたもの
  • (4)恒久的心臓ペースメーカーを装着したもの
  • (5)心臓に人工弁を置換したもの
  • (6)肝臓の機能に著しい障害を永久に残したものまたは肝移植を受けたもの
  • (7)腎臓の機能を全く永久に失い、人工透析療法または腎移植を受けたもの
  • (8)ぼうこうを全摘出し、かつ、人工ぼうこうを造設したもの
  • (9)直腸を切断し、かつ、人工肛門を造設したもの
所定の要介護状態 責任開始期以後の傷害または疾病により、主契約の保険料払込期間中に、つぎの(1)または(2)のいずれかの要介護状態に該当されたとき
  • (1)公的介護保険制度における要介護2以上の状態に該当され、要介護認定において要介護2以上との認定を受けたもの
  • (2)対象となる要介護状態(※1)に該当され、その状態が、該当された日からその日を含めて180日間継続したもの

表1

介護を要する状態
寝返り
(身体にふとん等をかけない状態で横たわったまま左右のどちらかに向きを変えること)
つぎのいずれかに該当する状態
  • (1)ベッド柵、ひも、バー、サイドレールにつかまっても、他人の介助なしでは寝返りができない。
  • (2)ベッド柵、ひも、バー、サイドレールにつかまらなければ、1人で寝返りができない。
歩行
(歩幅や速度は問わず立った状態から5m以上歩くこと)
つぎのいずれかに該当する状態
  • (1)杖、義手、義足、歩行器等の補助用具、装具を用いても、歩行ができない。
  • (2)杖、義手、義足、歩行器等の補助用具、装具を用いたり、壁で手を支えたりしなければ歩行ができない。

表2

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項目 全面的な介護を要する状態 部分的な介護を要する状態
1.入浴 つぎのいずれかに該当する状態
  • (1)介護者に抱えられなければ、一般家庭浴槽の出入りをすることができない。
  • (2)自分では全く洗身(浴室内でスポンジやタオルなどに石鹸等を付けて全身を洗うこと)を行なうことができない。
つぎのいずれかに該当する状態
  • (1)1人では一般家庭浴槽の出入りをすることができず、介護者が支える、手を貸すなど部分的に介助が必要である。
  • (2)洗身において、身体の一部を洗う、石鹸等を付けるなど部分的に介助が必要である。
2.排せつ つぎのいずれかに該当する状態
  • (1)かなりの頻度で失禁してしまうので、おむつまたは特別な器具を使用している。
  • (2)自分では排尿、排便後に身体の汚れたところの拭き取り始末ができない。
  • (3)排尿、排便時に便器のまわり等を汚してしまうため、介護者が掃除をする必要がある。
3.清潔・整容 つぎのいずれかに該当する状態
  • (1)自分では全く口腔清潔(はみがき・うがい等)を行なうことができない。
  • (2)自分では全く洗顔を行なうことができない。
  • (3)自分では全く整髪を行なうことができない。
  • (4)自分では全くつめ切りを行なうことができない。
つぎのいずれかに該当する状態
  • (1)口腔清潔において、歯ブラシやうがいの水の用意、歯磨き粉を歯ブラシに付けるなど部分的に介助が必要である。
  • (2)洗顔において、タオルを用意する、衣服が濡れていないかの確認など部分的に介助が必要である。
  • (3)整髪において、くしやブラシの用意など部分的に介助が必要である。
  • (4)つめ切りにおいて、右手のつめは自分で切れない、足のつめは自分で切れないなど部分的に介助が必要である。
4.衣服の着脱 つぎのいずれかに該当する状態
  • (1)自分では全くボタンのかけはずしができない。
  • (2)自分では全く上衣の着脱ができない。
  • (3)自分では全くズボン、パンツ等の着脱ができない。
  • (4)自分では全く靴下の着脱ができない。
つぎのいずれかに該当する状態
  • (1)ボタンのかけはずしの一部は自分で行なっているが、部分的に介助が必要である。
  • (2)上衣の着脱の一部は自分で行なっているが、上衣を常に持っている、麻ひがある側の腕のみ着せるなど部分的に介助が必要である。
  • (3)ズボン、パンツ等の着脱の一部は自分で行なっているが、最後に上まで上げるなど部分的に介助が必要である。
  • (4)靴下の着脱の一部は自分で行なっているが、靴下を丸める、つま先だけはかせるなど部分的に介助が必要である。

表3

問題行動
(1)ひどい物忘れがある。
(2)まわりのことに関心がない。
(3)物を盗られたなど被害的になることがある。
(4)作話をし周囲に言いふらすことがある。
(5)実際にないものが見えたり、聞こえることがある。
(6)泣いたり、笑ったりして感情が不安定になることがある。
(7)夜間不眠あるいは昼夜の逆転がある。
(8)暴言や暴行を行なうことがある。
(9)絶えず独話や同じ話をくり返したり、口や物を使って周囲に不快な音をたてる。
(10)周囲に迷惑となるような大声をだすことがある。
(11)助言や介護に抵抗することがある。
(12)目的もなく動き回ることがある。
(13)自分がどこにいるか分からず、「家に帰る」等と言い落ち着きがないことがある。
(14)外出すると迷子になることがある。
(15)徘徊をすることがある。
(16)むやみに物を集めることがある。
(17)火の始末や火元の管理ができないことがある。
(18)むやみに物や衣類を壊したり、破いたりすることがある。
(19)所かまわず排せつをする、または、弄便等の不潔行為をすることがある。
(20)異食行為がある。
(21)周囲が迷惑している性的行動がある。

対象となる要介護状態の例

つぎの「Ⅰ」と「Ⅱ」の双方に該当する要介護状態が180日間継続した場合に対象となります。

高度障害状態の例

必ずご確認ください