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RUNNING 10 東京マラソンをシミュレーションしたトレーニング

RUNNING 10 東京マラソンをシミュレーションしたトレーニング

東京マラソンの日程が迫ってきました。 今回は本番をシミュレーションしたトレーニングをご紹介します。

スタートからゴールまでの戦略を考えよう

平坦なイーブンペースで走ろう

 東京マラソンを攻略するにあたり特別なテクニックはほとんど必要ありません。しかし、最初の5kmは下りコースなので、ついついハイペースになりがちです。下りはリラックスして走り、平坦になってから「スタート」だという意識を持って、イーブンペースを刻むように走るといいでしょう。特に30km以降は、直線が多いので、自分のリズムに合うランナーを見つけて一緒に走ったり、向かい風の場合は、背後についてガードするのも戦略のひとつだと思います。
 でも、ちょうどいいランナーに出会えず、「ひとり旅」になる可能性もあります。そんな時でも自分でペースメイクしながら走れるように、普段からひとりで走る練習も必要です。向かい風のレースになっても耐えられるように、プランクやドローインなど「体幹トレーニング」を取り入れることも効果的です。体幹がしっかりしていれば、レース後半でもフォームが崩れにくくなってきます。また、東京マラソンはビル風や日陰が多いので、体が冷えすぎないようにウエア選びにも注意してください。
 3月の名古屋ウィメンズマラソンもほぼフラットなコースですが、後半の名古屋城付近の坂が疲れたカラダには辛く感じます。後半に体力を温存できるように、オーバーペースに気をつけましょう。折り返しが多いコースなので、トップ選手とすれ違う時に応援すると気分転換できて気持ちよく走れますよ!

本番前の週末におすすめのポイント練習

3週間前は本番のつもりで思いっきり走ろう!

3週間前は本番のつもりで思いっきり走ろう!

 本番3週間前に距離走を行い、自分の調子を確認します。ひとりで走ってもいいですし、マラソン大会にエントリーして30km地点までペース走をするのもおすすめですよ。レースペースに近い速さでできたらGoodです。
 3週間前でしたら、かなり追い込んで走っても本番までに疲労が抜けるギリギリのタイミングです。本番のつもりで思い切って走り、カラダに良い刺激を与えましょう!