平面美術の領域で国際的に通用する将来性のある40歳以下の若手作家の育成・支援を目的に、上野の森美術館にて開催されている「VOCA(ヴォーカ)展」(The Vision of Contemporary Art 現代美術の展望-新しい平面の作家たち)に第1回(1994年)より特別協賛しています。これまでに、Nerhol(2020年VOCA賞)、蜷川実花(2006年大原美術館賞)などが受賞しており、近年では若手作家の登竜門として高く評価されています。第30回のVOCA展2023では、全国各地から推薦された新進気鋭の作家29名(組)による力作が出品され、優秀作品には賞が贈られました。
第一生命は、毎年の展覧会の特別協賛に加え、受賞作品の一部を収蔵し、日比谷本社1階ロビーや、「第一生命ギャラリー」で定期的に作品を公開しています。さらに、同ギャラリーにて受賞作家の個展を開催し、受賞後の制作活動を発表する場を提供することで継続した支援を行っています。
こうした活動が評価され、当社は2000年に公益社団法人企業メセナ協議会より、芸術文化の振興に高く貢献した企業・財団を顕彰する「メセナ大賞」を受賞しました。
「山衣をほどく」
永沢碧衣
VOCA展2023 VOCA賞
第一生命ギャラリー
第一生命ロビー
当社は、「豊かな次世代社会の創造」に資する地域貢献としてトリトンアーツ(呼称)を支援しています。
トリトンアーツは、第一生命ホール(東京)※を拠点とした音楽公演の企画運営、日ごろ音楽ホールに来場しにくい子ども達や福祉施設の方々に良質な音楽をお届けするアウトリーチ活動を実施しています。子ども達には豊かな感性を育む時間、お年寄りや患者様には癒しの時間となっています。各事業を、個人・法人会員、市民サポーター、当社ボランティアが物心両面から支えているのも特徴です。
当社は2009年に公益社団法人企業メセナ協議会より「メセナ大賞」、トリトンアーツは2017年に東京都より「東京都共助社会づくりを進めるための社会貢献大賞」特別賞を受賞しました。
当ホールでは、親子で楽しむ「子どもといっしょにクラシック」シリーズ、心と身体をリフレッシュできる「ごほうびクラシック」シリーズ、コンサートマスター矢部達哉氏率いる「トリトン晴れた海のオーケストラ」等、様々なお客さまが楽しめるコンサートを行っています。
第一生命ホール
アウトリーチ活動
モーツァルトに関する取組を紹介します。
当社は、「世界に通用する選手育成のためにはジュニアからの強化が重要である」という公益財団法人日本テニス協会の趣旨に賛同し、1983年の第1回より本大会に特別協賛するとともに、当社所有のクレーコート(東京・仙川)を大会会場として提供しています。また2022年に、本コートを屋外型として国内初となるレッドクレーコートに改修したことで、選手育成強化への更なる支援に繋がっています。毎夏、熱戦が繰り広げられ128人の選手が頂点を目指し、大会を通してフェアプレイの精神・マナー・感謝の気持ちを学びます。2023年で第41回を迎え、これまでに、錦織圭選手、日比野菜緒選手ら、国際的に活躍する選手を多数輩出しています。長年にわたるこうした活動が評価され、当社は2014年に、公益財団法人日本テニス協会から3回目となる「特別企業賞」を受賞しました。
第41回大会男子優勝 中島 一輝さん
第41回大会女子優勝 篠原 絢さん
第一生命グループ女子陸上競技部を紹介します。