アール・オー・イー・ブイ(あーる・おー・いー・ぶい)

「RoEV」とは、Return on Embedded Value(リターン・オン・エンベディッド・バリュー)の略で、「EV(エンベディッド・バリュー)」増加額を生保会計の特殊性を考慮した利益とみなし、企業価値の成長性を測定する指標です。例えば、現行の生命保険会社の法定会計では、新契約獲得から会計上の利益の実現までに時間がかかります。一方、エンベディッド・バリューでは将来の利益貢献が新契約獲得時に認識されます。従って、RoEVは、法定会計に基づいたRoE(Return on Equity)などの財務指標を補強することができると考えられています。