広義の自己資本(こうぎのじこしほん)

貸借対照表の純資産の部は、相互会社の場合は、基金、基金償却積立金、剰余金、その他有価証券評価差額金など、株式会社の場合は、資本金、資本剰余金、利益剰余金、その他有価証券評価差額金などで構成されています。
しかし、会社の経営資金および諸リスクを担保するという観点から考えると貸借対照表の純資産の部以外に、価格変動準備金、危険準備金、貸倒引当金なども広い意味での自己資本と考えられます(ソルベンシー・マージンの分子の項目は、広い意味での自己資本といえます。

出典 : (社)生命保険協会発行「生命保険会社のディスクロージャー虎の巻2007年版」より