全国の当社保有ビルへの保育所誘致の取組み-第三弾
~『待機児童数の10%受入』を目指して取組中!2013年6月に1箇所・2014年4月に3箇所開園~
第一生命保険株式会社(社長:渡邉光一郎)は、2011年度より保育所入所待機児童数増加の問題解消に向け、当社が保有する不動産物件への保育所誘致に取り組んでいます。この取組みにより、地域との新たな関わりを創り出すことで「豊かな次世代社会の創造」への貢献を目指しています。
少子高齢化は生命保険会社における国内ビジネス上の重要な問題であるとともに、我が国の持続可能な発展のために解決していくべき社会課題でもあります。当社では、DSR(Dai-ichi’s Social Responsibility:第一生命の社会的責任)経営の一環として、少子高齢化対策を社会貢献活動の中心取組テーマの一つに掲げ、その解決に取り組んでいます。また、約30兆円の資産を運用する機関投資家としての側面からは、当社ではE(環境)・S(社会)・G(ガバナンス)の視点を盛り込んだ資産運用(※1)に積極的に取り組んでおり、持続可能な社会形成のための社会的責任を全うしていくことは、重要な責務であると考えています。
この一環として、2011年度より当社保有不動産における保育所誘致を積極的に行って参りましたが、今般、2013年6月に練馬桜台分室(東京都練馬区)に小規模保育所を誘致、また2014年4月には神戸垂水分室(兵庫県神戸市)、第一生命三鷹ビル(東京都三鷹市)、第一生命百合ヶ丘ビル(神奈川県川崎市)に認可保育所を誘致することとなりました。これにより、2013年4月までに開園している6箇所と合わせて、当社保有不動産での保育所の開設は10箇所となり、児童受入累積人数は422名となりました。今後も、全国の保育所入所待機児童数の約一割に相当する2,500名の児童受入に向けて、引き続き活動を継続して参ります。
なお、練馬桜台分室における取組みについては、練馬区グループ型家庭的保育事業に基づき設立された同区初となる小規模保育所になります。また、神戸垂水分室における取組みは、神戸市による保育所運営法人と不動産所有者のマッチング制度を活用し、全国初となる「小規模一体型認可保育所」(※2)として設立される保育所になります。第一生命三鷹ビル及び第一生命百合ヶ丘ビルにおける取組みは、使用を中止した当社営業所を活用した一棟貸しの保育所であり、自治体からは街の活性化に繋がる取組みとして期待されております。
今後も、「お客さま第一主義」という経営理念のもと、当社独自のDSRの視点で、社会的責任を果たしていき、グループビジョン「いちばん、人を考える会社になる。」の実現を目指していきます。
- (※1)E・S・Gとは、それぞれ“Environment”、“Society”、“Governance”の頭文字です。第一生命では、安全性・収益性だけではなく、環境保護や社会貢献、ダイバーシティへの取組み、コーポレートガバナンス等の視点も盛り込んだ資産運用に取り組んでいます。
- (※2)認可保育所を整備する際に、近隣の小規模保育所を同時に整備し、一体運営する保育所として設立する新たな保育所整備手法。
2014年4月開園予定の施設概要
神戸垂水分室
第一生命三鷹ビル
第一生命百合ヶ丘ビル
当社が保育所に賃貸している物件一覧(2013年4月時点)

物件名 |
施設名称 |
運営法人 |
定員 |
幕張テクノガーデン |
アスク海浜幕張保育園 |
(株)日本保育サービス |
59 |
中野本町第一生命ビル |
幼保園ベビーサロン 新中野 |
一般社団法人幼保園シャローム |
30 |
大森ベルポートE館 |
アスク南大井保育園 |
(株)日本保育サービス |
70 |
新高円寺第一生命ビル |
ピノキオ幼児舎 新高円寺園 |
(株)ピノーコーポレーション |
28 |
田端ASUKAタワー |
ポピンズナーサリースクール田端 |
(株)ポピンズ |
40 |
東京スクエアガーデン(※3) |
キッズスクエア 東京スクエアガーデン |
(株)アルファコーポレーション |
30 |
- (※3)開発事業主6社(第一生命保険株式会社、京橋開発特定目的会社、片倉工業株式会社、清水地所株式会社、京橋三丁目特定目的会社、ジェイアンドエス保険サービス株式会社)による共同事業