2010年度(平成22年度)

「2011-2012年度環境中期取組計画」を策定
~「持続可能な社会づくり」を実現するため、環境取組を加速~

2011/02/22

第一生命保険株式会社(社長:渡邉 光一郎)は、地球環境保護に資するべく「環境基本方針」を制定するとともに、役職員一体となり環境活動に取り組んでおり、2009年度からは全社横断的な取組みである『Ecoダイエット運動』を展開しています。
このたび、当社は中長期的に「持続可能な社会作り」に貢献するグローバルな保険グループを目指すため、DSR(※)経営推進の一環として、「2011-2012年度環境中期取組計画」を策定しました。 本計画は、当社の事業活動を通じて、今後取り組むべき具体的な行動計画と数値目標を盛り込んでいます。今後、本計画達成にむけて、全社を挙げて環境問題に取り組むとともに、多くのステークホルダーの皆様にご支援いただけるよう、健全な事業活動を通じて、社会・経済の発展と地球環境との調和に貢献していきます。

1.「2011-2012年度環境中期取組計画」の骨子について

2012年度目標

2.「2011-2012年度環境中期取組計画」の詳細について

(1)地球温暖化防止へ向けた対応(省エネ)

「事業所で消費するエネルギーの削減」と、「事業所間の物流で消費するエネルギー削減」の2項目を対象とします。
「事業所エネルギーの削減」目標は、この数年、不動産物件で積極的な省エネ取組みを推進していることを踏まえ、「Co2排出量2007年度比10%削減」とします。具体的取組みとして、建物の運用改善による省エネ推進、更新期をむかえたエネルギー消費量の多い空調設備等の省エネ改修、OA機器の省電力化を進めつつ、あわせて職員やテナント企業への協力依頼を行っていきます。物流エネルギー削減についても推進していきます。

(2)循環型社会構築へ向けた対応(省資源)

全国で紙等の資源を大量に消費している企業として、環境配慮対応に向けて全社で取組みを推進します。すでに進めているOA用紙の削減や、保険約款のCD-ROM化、メールボックス帳票の削減や、不良在庫の抑制、適正な在庫管理等により、「紙総使用量2009年度比20%削減」を目指します。また、大量に紙資源を使用していることを踏まえ、古紙配合率の向上やリサイクルの更なる取組みも計画し、紙のリサイクル、グリーン購入を推進していきます。

(3)環境保護へ向けた企業取組み

機関投資家として、環境に配慮したビル建設を進めるなど、不動産投資において省エネや緑化を進めています。また生命保険会社で初めて自社でSRIファンド(社会的責任投資)を立ち上げるなど、広く社会貢献・環境保護等の社会的課題に配慮した投資を行っており、今後も取組みの強化を図っていきます。生物多様性保全対応として、当社独自の取組みである「緑の 環境デザイン賞」、およびボランティア活動を実施した役職員数に応じた海外植林事業への支援等に引き続き取り組んでいきます。

(4)環境経営推進体制の確立

これら目標を実効性ある取組みとして推進するために、全社でPDCAサイクル(計画(PLAN)―実行(DO)―評価(CHECK)―改善(ACTION)のサイクル)に基づく環境推進体制の強化、整備に努めます。