
平素より、私ども第一生命をお引き立ていただき、ありがとうございます。当社は5月15日に2011年度決算及び中期経営計画に基づく2012年度の取組みを発表しました。
2011年度の振返り
「復興と成長の実現」を掲げた中期経営計画「サクセス110」に基づき、東日本大震災で被災されたお客さまに対して、生命保険会社として全面的な保障機能のご提供に最優先で注力するとともに、当社グループの持続的な成長に向けた取組みを推進しました。国内マーケットでは、「新・生涯設計」に基づくコンサルティング、第三分野・個人貯蓄市場への新商品提供等の結果、販売は堅調に推移し、グループの保険料等収入は増加しました。加えて、契約品質の改善、コストの効率化も順調に進捗しました。海外生保事業では、既進出国における営業実績が伸展し、当社グループの収益力向上に寄与しました。また、新たな展開として、中国における設立準備の認可を取得しました。リスク性資産の削減等による資本水準の向上も引き続き推進しています。
こうした取組みの結果、生命保険会社の企業価値を示す3月末のエンベディッド・バリューは第一生命グループで2兆6,615億円となり、2010年度末に比べ2,212億円増加しました。また、連結業績は、経常収益4兆9,317億円(前年度比7.9%増)、経常利益2,259億円(同178.2%増)、当期純利益203億円(同6.4%増)となりました。2011年度決算の詳細につきましては、以下のリンクをご覧ください。
2012年度の取組み
2012年度は現行の中期経営計画の最終年度であると同時に、当社にとり創立110周年を迎える節目の年になります。復興に向けた取組みを継続しつつ、「次の成長ステージに向けて飛躍する年」と位置づけます。以下に掲げる5つの基本戦略に沿った取組みを進め、中長期的な内外市場での成長確立、効率性の一層の向上、企業価値管理の高度化など、持続的な成長に向けた具体的な成果の積上げに取組んでまいります。
【中期経営計画の基本戦略】
- 保障機能の全面発揮と復興・再生
- 成長に向けた事業展開の加速
- 財務基盤強化、成長戦略を支える規律ある資本政策の遂行
- 本格的な連結経営に向けた体制の完成
- DSR経営(※1)の推進による企業価値の向上
また、今般、本格的な連結経営を担う組織として「グループ経営本部」を設置しました。既存組織をベースにしながら持株会社の業務範囲を想定した運営を行うことで、経営効率・スピード感を確保しながら成長加速とグループ運営強化を進める、現時点で最適の体制と考えています。
新たなグループ経営体制の下で、内外M&A等による事業の複線化に併せ、必要な経営管理スキル・機能の強化とインフラ整備の推進、グループ全体での「ERM(エンタープライズ・リスク・マネジメント※2)」の推進等を図り、更なる成長加速とグループ全体の企業価値向上を目指します。
今後とも株主・投資家の皆さまのご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
(※1)DSR経営
当社グループでは、従来、経営品質の向上を図りながら企業価値の向上に取り組むことを独自のCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)と位置付けてきました。この取組みを更に進化させ、DSR(Dai-ichi's Social Responsibility:第一生命グループの社会的責任)と表現し、改めて全従業員が、各組織において自律的にPDCAサイクル(Plan→Do→Check→Action)を回すことを通じて経営品質の絶えざる向上を図り、各ステークホルダーへの社会的責任を果たすとともに、企業価値の向上に取り組んでまいります。
(※2)ERM(エンタープライズ・リスク・マネジメント)
資本・リスク・利益の状況に応じた経営計画・資本政策等を策定し、事業活動を運営する概念を指します。
第一生命保険株式会社
代表取締役社長
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