40代が保険証券で確認すべきポイント
保険証券で確認しておきたい3つのポイントは？
一般的に40代になると、重要な仕事を任されるなど職場で責任ある立場となります。しかし、それと同時に子どもの教育費や住宅ローンの返済などさまざまな出費が増えはじめ、万が一収入が途絶えた場合への備えの必要性は高くなります。
また、40代は20代や30代の頃に加入した生命保険の更新時期を迎える方も多く、保障を見直すには好機といえます。もしもの場合に備えるためにも、保険の契約内容を確認しておきましょう。
保険の契約や保障の見直しで、40代の人が押さえておきたいポイントは次の3つです。保険を検討する際に、ぜひチェックしてみてください。
１：契約期間と保障内容を確認しましょう
子どもが社会人になるまでは、教育費や生活費に対する保障が必要になります。保険証券の契約期間と保障内容をチェックして、子どもの独立まで必要な保障が備わっているのか確認しておきましょう。
２：毎月の保険料を確認しましょう
毎月の保険料の支払いが、家計を圧迫するようなことはありませんか？保険証券で満期までの保険料をチェックして、支払いが続けられるか確認しておきましょう。
３：医療保障や特約の内容を確認しましょう
保険には病気やケガで入院した場合に備える医療保障や、さまざまな特約がセットになった商品があります。どのような場合に保険金や給付金が支払われるのか、保障内容や条件を保険証券で確認しておきましょう。
いまの保障内容はご自身のニーズに合っていますか？
40代が保険に入る主な目的は、もしもの場合に備えて家族の生活費を用意することです。
以下のように、保険の種類によって保障内容が異なります。
保障の見直しに向けて、それぞれの違いを確認しましょう。
今回は死亡保障と医療保障を例に説明します。
死亡保障
死亡保障は被保険者が死亡したときに保険金が支払われる保険です。
終身保険と定期保険の2種類があり、組み合わせるなどして必要な保障を充実させることができます。
- 終身保険
保険料の払い込みが終わった後も、死亡保障が一生涯続く生命保険です。掛け捨てではなく、契約を解約したときに受け取れるお金である「解約返戻金」が比較的多いのが一般的です。 - 定期保険
契約期間が区切られた掛け捨ての生命保険です。解約時に受け取れる「解約返戻金」はゼロかあってもごくわずかですが、保険料の負担は少なくて済みます。
医療保障
病気やケガによる医療費の支出に備えるのが医療保障です。
給付金の種類はさまざまで、必要に応じて保障を選べます。医療保障にも終身タイプと定期タイプがあります。
- 入院給付金…1日につき5千円や1万円など、入院日数に応じて支払われます。
- 手術給付金…所定の手術を受けた場合に一時金として支払われます。
- その他にがんなど所定の病気と診断された場合に一時金が支払われる保障もあります。
保険証券の確認が不十分だとどんなリスクが？
保険証券には大切な事項がたくさん記載されていますが、内容を詳しく理解していないと、いざというときに困ることがあります。考えられるリスクとチェックポイントをご紹介します。
保険の更新時期
保険には終身型のように保障が一生涯続くタイプがありますが、保障期間が決まっている保険の場合には、更新後どうなるかを確認しておかなければなりません。
- 更新後の保険料
更新時に保険料が大きく上昇してしまう場合があります。無理なく続けていけるプランなのか確認しておきましょう。 - 更新後の保障内容
更新時に保障内容の見直しをすると、保障が不足してしまうことがあります。更新後も必要な保障が確保できるのか確認しておきましょう。
主契約を解約すると、その他の保障もなくなる
保険にはさまざまな保障がありますが、死亡保障などの主契約を解約すると、特約などの保障も自動的になくなってしまう場合と保障が残る場合に分かれます。
1つの保険に必要な保障をまとめている場合には、見直しのときに注意しましょう。
保障見直しのおすすめのポイントは？
40代は子どもの成長とともに、ライフスタイルが大きく変化する時期です。ライフスタイルの変化に合わせて、保障を見直しませんか？
見直す際のチェックポイントをご紹介します。
家族構成は変化したか？
子どもが誕生するなど、保険に加入してから家族構成が変化していたら、保障内容を見直す必要があります。そのときには、次の2つのポイントをチェックしてみましょう。
- 子どもが独立するまで保障は続いていますか？
- 子どもが独立するまでの生活費や教育費は保障されていますか？
保障内容は今の時代に合っているか？
20代や30代で保険に加入した方は、保障内容が医療の進歩や現状に合っていない場合があります。まずは次のポイントをチェックしてみましょう。
- 入院何日目から給付が受けられますか？
医療の進歩で入院期間が短くなっているため、「5日以上の入院が給付対象」などの制限があると、給付金を受け取ることができないことがあります。 - 最新の保険の保障内容を確認しましょう
時代に合わせて新しい保障が登場しています。
1つでも不安を感じたら？
保障の見直しでは、現在の契約のまま保障を充実させる方法や、複数の保険を組み合わせて保障を充実させる方法などさまざまあります。ご不明な点はお気軽に生命保険会社の営業担当者へお問い合わせください。
まとめ
- 40代は生命保険の更新時期を迎えることが多く、保険を見直すチャンスになる
- 保障を見直す前に、保障内容を理解することが大切
- 保障の内容を理解していないと、想定していなかったリスクに対応できていないことがある
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